一般社団法人アジア民族文化学会への基金の拠出ならびに、ご寄付のお願い

2018年9月
一般社団法人アジア民族文化学会
代表理事 遠藤耕太郎

 会員の皆さまにおかれましては、平素よりアジア民族文化学会の活動に多大なるご支援を賜り、厚く御礼申しげます。
 アジア民族文化学会は、2000年に発足。アジアの少数民族の人々のさまざまな文化を、現地でのフィールドワークによって資料化したうえで公開し、そこから論理を構築するという基本的な方針を掲げて活動してまいりました。その成果は、年二回の大会、シンポジウム、国際学術シンポジウムへの参加、また年一回発行の機関誌「アジア民族文化研究」として公開されています。
 設立以来、18年が経過しましたが、現地の社会情勢の変化、会員の減少など、多くの変化もあります。そこで当学会は、2015年度から一般社団法人化の検討を進めてまいりました。2017年度春の大会時の総会(6月3日)において、当学会の一般社団法人化についてお諮りし、一般社団法人化への方針が承認され、その後、定款作成、登記などの手続きを経て、2018年4月27日に、一般社団法人アジア民族文化学会が発足しました。
 これまで当学会は、会員の会費収入を財源として運営してまいりましたが、現在、会員数の減少により運営維持が困難になりつつあります。学会を維持してきた会員の多くが定年を迎える一方、若い研究者の入会が少ないのが原因ですが、これは当学会だけの問題ではなく、多くの学会が共通に抱える問題でもあります。
 近年、幾つかの学会で、学会組織を一般社団法人にする動きが見られます。学会組織を法的に認められた社団法人とすることで、研究者による任意の研究組織的性格から脱し、公的な文化団体として、学会による学術研究を公的な文化活動として維持していこうというのが目的です。
 当学会も、創設以来目指してきた文化研究を今後も続け、また、その研究成果を社会に広く公開するために、この度、一般社団法人として新たなスタートを切ることにいたしました。
これまでの学会組織では運営資金として、基金・寄付を受けられませんでしたが、社団法人化によって、それらを受けることができるようになりました。基金とは会社でいえば資本金のようなもので、当法人が解散する場合には返還する義務があります。一方、寄付はその名の通りの寄付です。一口1000円よりお願いします。なお、当学会は寄付金に対する税制が優遇される特定公益増進法人ではありません。
 現在、当学会は、会費収入にほぼすべてを負っており、年二回の大会と、年一回の機関誌「アジア民族文化研究」の発行で、ぎりぎりの運営をしています。今後も、会員の減少は増えるだろうと予想されます。会員のみなさまにおかれましては、社団法人化の意義、運営事情を御勘案の上、基金の拠出、ご寄付をお願いできれば幸いです。

【基金・寄付金の使用目的】
学会活動、学会運営に充て、第一次資料及び理論の公開に活用する

【目標額】
基金100万円・寄付金20万円(一口1000円)

【お振込先】
一般社団法人 アジア民族文化学会
三井住友銀行川越支店 7716778

【お問い合わせ先】
アジア民族文化学会事務局
〒101-8437 東京都千代田区一ツ橋2-2-1 
共立女子大学1417(遠藤耕太郎)研究室内
電話:03-3237-2588

事務局:遠藤耕太郎 
会計:生駒桃子